博多どんたく松囃子
博多松囃子(はかたまつばやし)は、福岡市で5月3日と
5月4日に開催される祭です。松囃子の1つであり、福神
・恵比須・大黒の三福神ならびに稚児が、福岡や博多の
ほうぼうを訪問して祝賀する祭です。
同日に行われる博多どんたくの起源であり
中核と言えますが、現在では博多どんたくのイベントの1つ
に包摂されています。
また、博多松ばやしの名称で選択無形民俗文化財(記録作成等の措置を講ずべき無形の
民俗文化財)に指定されています。その中において、恵比須流は男女二体の夫婦恵比須
からなり、共に馬上。男恵比須の装束は、烏帽子、面、左脇に大鯛を抱え、右手に鯛が
付いた竿を持ち、緞子の服、紫の袴姿です。
女恵比須の装束は、天冠、面、袖無羽織、檜扇を
手に持ち、金の珠を抱え、緋の袴姿です。
巡行では、太鼓を叩いて恵比須の「言い立て」を
歌いながら子供たちが先を歩き、
肩衣・裁着(たっつけ)袴・白足袋に下駄
の男性の一団が三本の傘鉾と共に随行します。